第4回 名古屋学生演劇祭 出場団体

Aブロック

野坊主

『脱出、脱走。』

作・演 青山和樹

【あらすじ】

逃げなければならない!
逃げた先は問題ではない!
逃げるという行為が重要なのだ!
 
男は舞台に立つ!
まぎれもなく目の前の舞台に!
ここから逃げ出そう!
 
誰かの背中を追うな!
居座るやつは放っておけ!
 
男はツバを吐き捨てて脱出を試みる!
ノンフィクションフィクションハイパーメタ演劇!

 

【プロフィール】

芝居をろくに知らない人たちを集めて、野坊主とかいう団体を即席ででっち上げてみました。

芝居のことをなにも知らない人たちは、舞台に上げられた時なにができるのでしょうか。

ぶっちゃけ僕たちも分かりません。それでもきっと、本番までにはなにかが

できていることでしょう。楽しみにしましょう。芝居ってなんなんでしょうかね。

中京大学演劇部 劇団いかづち

『ひろい、すてられ、ひろわれて』

作 山崎美希 演出 チャオ太

【あらすじ】

すてるものがいる。ひろうものがいる。

すてられるものがいる。ひろわれるものがいる。
これはすてられたもののお話し。

 

【プロフィール】

劇団いかづちは中京大学演劇部として活動している劇団です。年3回の学内外へ向けた公演と、オープンキャンパスや大学祭などでも小さいながらお芝居をさせて頂いております。

初々しく頑張ります!

 

poco a poco

『スイートピー』

作・演出 佐口由希子

【あらすじ】

夜中の駅のホームで、変な中学生に出会った。

やたらと楽しそうだし、私の様子を聞きたがる。

誕生日の前日のことだった。
二十歳になること、大人になること。

ずっと先だと思っていたことが、いま目の前にある。

大人になるって、どういうこと?
今年二十歳を迎える私たちにとっての、これまでと、これからのお話。
 

【プロフィール】

宇野藍、有馬奈穂、佐口由希子、の今年20歳を迎える3人でユニットを組みました。

ユニット名のpoco a pocoは、「少しずつ」という意味の音楽記号です。

前へ進むこと、をテーマに、0から丁寧にお芝居をつくります。

 

劇団西一風(立命館大学)

『ミニマムミクロコスモスμアーティキュレイション』

 

作演音楽 岡本昌也

【あらすじ】

上演時間内にマクロコスモス(大宇宙)のビックバンを引き起こすことを目的とする。今作品における上演時間とはいわば制限時間であり、制限時間内に俳優の身体発話表現を基とした、音響、照明、映像すべての演出効果は「ビックバンの発出」を目的として使用する。今作品における「ビックバン」とは、開演前に椅子に座っている観客が既に内部に形成している価値観、あるいは正常な感覚器官、あるいは観劇する意識そのものの鮮烈なデストラクション、ゲシュタルト崩壊、知覚的事象エントロピーの過剰な増大などが原因で引き起こされる爆発的なあるイメージ(マクロコスモス)の生起を指す。おじいちゃんおばあちゃん無視でいきます。

 

プロフィール

劇団西一風は立命館大学を拠点に活動を行う演劇集団。

1985年に創立されて以来、「内的爆発」、「身体的速度」、「独創性」をモットーに、京都で独自の表現方法を模索し続け、今年で旗揚げ30周年を迎える。過去3回京都学生演劇祭に参加。内、2012年、2014年に大賞を受賞。名古屋学生演劇祭への参加は今回が初となる

 


Bブロック

南山大学演劇部「HI-SECO」企画

打ち上げは焼肉がいいです

作・演出 野村知弘

 

【あらすじ】
店に入る前から、僕の口中は洪水を起こしていた。
もうもうと立ち昇る煙は、背徳的とも言える香りを店内に拡げ、僕の鼻腔を甘噛みする。
席に着くと同時、タン塩とキムチ、それにビールを注文した。
間もなく運ばれてくる中ジョッキ。握った取っ手に涼を見いだし、

辛抱堪らんと勢いよくあおる。喉で弾ける強い炭酸、顎に伝う溢れた泡。
ああ、まだか。まだか。まだか。
アルコールが体温を上げ、満腹中枢は際限なく刺激される。
熱を発するガスコンロ。額を濡らす玉の汗。
厨房より出でたるは小鉢と大皿。
ああ、やっと来た。とうとう来てくれた。
さあ始めよう、快楽の宴を。欲望醒めやらぬ謝肉祭(カルナヴァル)を!
打ち上げは焼肉がいいです
※あらすじはイメージです

 

プロフィール

 

こんにちは。南山大学演劇部「HI-SECO企画」です。年4回ほど公演をうっている学生劇団です。劇団名の由来は個性派をひっくり返したものという説が有力です!今年も個性の強い新入生が入りさらに活気づいたハイセコの芝居をよろしくお願いします!

幻想劇団まほろ

『表裏vol.1 風船と花』

作・演出 花西イオリ

 

【あらすじ】

Aの視点から物語を構築する「表パート」と、

Bの視点から物語を紐解く「裏パート」から

成る形式「表裏(ひょうり)」、第一弾。


―その瞬間、風船はふわりと舞い上がった。しまったと思って手を伸ばしたが、もう遅かった。

街で一番高い樹を、風船はぐんぐんと登っていく。やがて枝が風船を捕まえて遊び始めた。

彼には、それを黙って見上げることしかできなかった。

 

【プロフィール】

 

 

 

はじめまして。幻想劇団まほろです。

とある高校の演劇部に所属していた僕らは、新たな物語を引っさげてお芝居を始めました。

抽象、幻想、虚空。幻のような現実をあなたに贈ります。

劇団MY☆EXPRESS(愛知県立芸術大学)

『グレーという訳でもない』

作・演出 荒田靖仁

【あらすじ】

あの日見た夢をお前は覚えているか。

朝起きて顔を洗い、見上げた鏡に写った

自分の顔はどうだ?人生はいつでも

2択なんだ!早く顔を洗え!!

 

【プロフィール】

愛知県立芸術大学演劇部、劇団MY☆EXPRESSです。朝露に霞む澄んだ空気と

青く繁る緑の中、垂れ下がる毛虫達と必死の形相で格闘中です。

 

くらやみのいろ

『空白と空白』

作・演出 寺澤亜彩加

【あらすじ】

片方の女の空白はもう片方の女に入れ替わることにより化けの皮を剥がされ、もう片方の女の空白は片方の女に入れ替わることにより暴走し始める。二人の空白は、やがて、一つに。ねぇ、入れ替えっこしよ。うん、いいよ。ねぇ、入れ替えっこしよ。うん、いいよ。

ねぇ、入れ替え。ねぇ、うん、いい、ねぇ、入れ替えっこ。しよ。

 

【プロフィール】

多摩美術大学の寺澤亜彩加が立ち上げた。

ユニット、観客、そしてその場にあるすべての生物、無生物との交信を試みて、

それらと共に世界を構築することを目指す。

 


Cブロック

幸福研究所

『溺者』

作・演出 明智屋台

【あらすじ】

自責、鬱憤、依存、軽薄、信頼。色んなものを溜め込んで、色んなものを吐き出す日々。

それが、ごく一般的な人間の生活なのだと気付いていった。私がこれまで歩んだ人生の中で、私が感じた全てを嘆く。心の闇を抱える

シングルマザーのあや。そんな母に不信感を抱く娘、

あかり。私達の本心の感情が浮き出る、そんなフィクション。
  

【プロフィール】

この研究所の室長と街の内科医が結婚し、二人には子供が産まれました。

しかし、その子供は親である二人の実験により、毒素を体内で無尽蔵に生成するようになりました。そうして実の子供に肌と肌で接する事の出来なくなった二人はやっと子供の幸せを真剣に案じ始めたのです。

 

名城大学劇団獅子

『High school in College』

原案 船橋竜太 作・演出 イプシロン

【あらすじ】

大学生になった今、今の僕の状態のまま、

高校生をもう一度やりたい。でもそんな事は無理じゃないか。だったら『高校生サークル』を作って理想の高校生をやればいいじゃない!というお話。

 

【プロフィール】

おはようございます!名城大学劇団「獅子」です!

男まみれ女希少の逆ハーレムで、女性団員と女装要員を常に募集しております。

「いま、僕達が思うこと」をコンセプトに、日々奮闘しております

 

名古屋芸術大学演劇部

劇団超熟アトミックス

『Re:ハカセ』

作・演出 森本早紀

【あらすじ】

ある日、博士と4人の子ども達がいた。
子ども達は仲が良く、博士をとても慕っていた。 しかし、ひょんな事から喧嘩が起きてしまう。 その様子を嬉しそうに眺める博士。
博士は心で何を思っているのか。
その行動の意味とは。
そして4人の子ども達に隠された秘密が今、明らかになる。

 

【プロフィール】

主に芸大祭での公演に向けて、技術と表現力の向上を目指して日々活動中です。

個性豊かなメンバーと共に、時には楽しく時にはまじめに練習しています。

演劇初心者が多いですが、芸大生にしか作れない舞台を目標に頑張っています。

 

赤いスリッパ企画

『ヤンデルとグレーテル』

作・演出 児玉健吾

【あらすじ】

あなたの財布、今いくら入ってますか?
私も確認してみました、自分の財布。

なんと52円しか入っていませんでした。

悲しいですねえ。バイトはしてはいるし、

実家暮らしだから命に関わるようなことはないのですが、

それでも52円は苦笑いです。たしか口座にも3000円ぐらいしかなかったような気がします。ちょっと遊びすぎたかな? そこで私はお財布を外に向かって投げ捨ててみました。

まあ、なんとなくですよ。なんとなく。

 

【プロフィール】

どうも!赤いスリッパ企画です!団員はみんな高校演劇出身の95年生まれ。

当団体は、名古屋学生演劇祭2014にて審査員賞、第三回ミノカモ学生演劇祭にて

グランプリを受賞しました。今年も名古屋学生演劇祭を盛り上げていきます!